プロファイルに示される任意のヘルスケアクエスチョンに対し、１つ以上のアウトカムを指定できる。

ほとんどの臨床状況において、患者は多くのアウトカムに関心を持つ（例、喘息患者は、入院を要する憎悪を予防すること、副腎皮質ステロイドの経口投与の必要性、症状悪化による睡眠障害などに関心をもつと考えられる）。

エビデンステーブル（SoFテーブルまたはGRADEエビデンステーブル）には、研究において測定されているかどうかに関わらず、患者にとって最終的に重要な全てのアウトカムを含めることが重要である。理想的には、システマティックレビューの著者がレビューの実施前に患者にとって重要な全てのアウトカムを特定し、推奨作成者は、ガイドライン作成プロセスの初めにこれらのアウトカムを特定すべきである。未報告、未測定、または非統合のアウトカムでも、患者にとって重要で意思決定に影響すると考えられるものは、たとえ支持するエビデンスの質をグレードできず（エビデンスが入手できないため）、効果の大きさの推定値を提示できなくても、エビデンステーブル（SoFテーブル）に含めるべきである。これらのアウトカムについては、評価の欄を空白のままにする（以下の例を参照）。

SoFテーブル

GRADEエビデンステーブル

アウトカムについての情報

エビデンステーブル（SoFテーブル）における各アウトカムは、エビデンスの質と研究結果という２通りのデータからなる。GRADEproにはデータの入力と編集のための２つのペインがある。

1. エビデンスの質評価
2. 知見あるいは結果の要約

エビデンス（SoF）テーブル内に入力するためには、各編集ペインにおいて追加、編集、または削除する必要がある。

アウトカムを作成するためには次の操作を行う。

• AddメニューからOutcomeを選択する。
• アウトカムに名前を付ける。
• アウトカムの種類を選択する（２値、または連続）。
• アウトカムの重要性を評価する。

新規のアウトカムを作成するには次の４通りの方法がある。

• AddメニューからOutcomeを選択する。
• ツールバーの  をクリックする。
• Ctrl + Shift + Oを押す。
• 左側のツリーのプロファイルを右クリックし、Add Outcomeを選択する。