GRADEエビデンスプロファイルを作成するために活用した文献において示される相対効果指標を提示したり、別の相対効果指標に変換したい場合がある。ドロップダウンメニューから、メタアナリシスで使われた相対効果、あるいは統合推定値が利用できない場合は１つ以上の研究の相対効果を選択できる。相対効果指標としては次に示す５つのオプションがある。
- RR（リスク比）
- OR（オッズ比）
- HR（ハザード比）
- 範囲（メタアナリシスが実施されず、複数の研究からの相対効果の範囲を示すことができるときで、この場合、使用された効果指標の種類を指定すべきである。例、RRまたはOR）
- その他
点推定値と信頼限界（複数の研究があるがメタアナリシスが実施されていないなら、点推定値の範囲）を入力できる。
脚注 を追加して、効果推定値に関するより詳細な情報を提供すべきである。
結果が統合されておらず、効果の範囲を示すことができない場合は、脚注にて、結果のパターンの質的評価について簡単に説明するとよい。ただし、「肯定的」研究と「否定的」研究の件数を報告するような「集計」は有益な情報ではないため、避けるべきである。
注記
GRADEproは、（すでにGRADEproに入力またはインポートされた）オッズ比またはハザード比をRRに変換できる。ORまたはHRの値を入力後、ドロップダウンメニューからRRを選択する。ポップアップウィンドウでORまたはHRをRRに変換したいかどうかを尋ねてくるので、変換したい場合はを選択し、要約統計量のためにラベルの変更のみを行いたい場合にはを選択する。
元のORまたはHRはGRADEproに保存されるため、RRへの変換を行った後でも元のORまたはHRに戻すことができる。その場合は、ドロップダウンメニューからORまたはHRを選択し、「元の値に戻しますか」というポップアップウィンドウが出たらを選択する。
