GRADEアプローチでは、各アウトカムの重要性を、１から９の 9-point scaleで評価することを提案している。

ある介入の利益と不利益を決定する上で、あるいはGRADEエビデンスプロファイルやSoFテーブルにどのアウトカムを含めるべきかを決定する上で、どのアウトカムを検討すべきかを選択する必要があり、そのためにはアウトカムの重要性の評価や判断が必要となる。

ガイドラインパネルやアウトカムの重要性について意思決定を行うその他の利用者は、各（新規に追加された）アウトカムの重要性を評価し、当該アウトカムのSoFを作成してから、重要性の評価を再検討するようにするとよい。通常、アウトカムの重要性が統計結果の影響を受けることがあってはならない。しかし、たとえば、エビデンスの収集後に当該アウトカムが非常に稀であることがわかった場合は例外である。このような状況では、重要性を再検討する必要があるかもしれない。

アウトカムの重要性を評価するには次の手順に従う。

• ドロップダウンリストの１〜９の中から１つの数字を選ぶ。
• その選択を他者に理解してもらうことが重要であると考えられる場合は、脚注 にてその選択について説明すること。