The Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation（GRADE）ワーキンググループ は、さまざまな組織を代表する60人以上の方法論学者、臨床医、システマティックレビュア、およびガイドライン作成者が結集し、今日の医療におけるグレーディングシステムの欠点を是正することを目標とした非公式共同体として2000年に発足した。その目的は、エビデンスの質と推奨の強さをグレーディングするための共通かつ合理的なアプローチを開発することである。経験の共有、他のシステムの批判的吟味、様々な例の検討、ガイドラインにおけるシステムの適用に基づき、ワーキンググループは、エビデンスの質と推奨の強さをグレーディングするための共通の、透明性の高い、合理的手法として、「GRADE アプローチ」を開発した。GRADEワーキンググループは、提示形式として、エビデンスプロファイルを開発した。
GRADEを支持している、またはGRADEを使用している組織*
現時点で、GRADEアプローチを支持している、または GRADEアプローチをそのままの形式、あるいは若干の変更を加えて使用している組織を以下に列挙する。
* 承認はしながらも、若干の修正を加えている組織もある。最も一般的な修正は、低い質のエビデンスと非常に低い質のエビデンスを1つのカテゴリにまとめる、というものである。
** BMJ誌にガイドラインを投稿するグループは、GRADEを使用することが勧められる。
すべての参加組織の最新リストについてはGRADEワーキンググループのウェブサイトに掲載されている。